子供がうまれてから育休に入り、僕は毎日キッチンに立って家族の食事の支度を担当してきました。
その材料の買い出しも自分で行くので、スーパーには毎日のように通っています。
当然、小さな子供を家で一人きりにしておくわけにはいかないので、いつも子供と一緒にスーパーに行くわけですね。
子供がまだ歩けないうちは抱っこひもで括り付けておいたり、ベビーカーに乗せたまま買い物ができました。
けれど、子供が立って歩くようになる頃から様子が変わってきます。
ベビーカーは嫌がるようになり、スーパーのカートに付いている子供乗せに座らせてもすぐに自力で脱出してしまう。
スーパーに行くと店内で追いかけっこがはじまります。
あっちの棚に行ったりこっちの棚に行ったり、好き放題に歩き回って買い物どころではありません。
こんなとき、子供にどう対処すればよいのでしょうか。
子供を頭ごなしに叱らない
子供が勝手にあっちに行ったりこっちに行ったり、あれもこれも手に取って触りまくります。
普通なら「こら!」「じっとしていなさい!」と子供を叱ってしまう場面です。
けれど、ここで叱ってしまっては、子供の好奇心を害することになってしまいます。
僕は子育て中ずっと子供を頭ごなしに叱らないことを心に決めてやってきました。
頭ごなしに叱ったところで、子供にとっては理不尽なものだからです。
スーパーの店内であれもこれも触りまくるのは、それだけ子供にとって新鮮な刺激にあふれているということ。
あっちに行ったりこっちに行ったりして好奇心を爆発させている子供を見ると叱る気にはとてもなれません。
これはひょっとすると子供にとっては最高の学びの場ではないかと思うのです。
一緒にスーパーを学びの場に変える
子供が手にとった商品を一緒に見て「これなんだろうね」と関心をもってみましょう。
たとえば、子供が人参を手にもったとき。子供はそれがまだ人参だとは知りません。だから「これは人参だよ」と教えてあげるのです。
さらに「人参はオレンジ色だね」「細長い形をしているね」といった感じに、色や形状など人参を構成する要素も同時に教えてあげることもできます。
子供は驚くほど物覚えが良い。スポンジのように吸収するというのは本当にそのままの意味で、なんでもすぐに吸収します。
次来た時には「人参持ってきて」というと、人参を探してもってきてくれます。
そして人参を持ってきてくれた子供に「ありがとう」と感謝の言葉を伝えるのです。
すると、ここでまた人に”感謝すること”を教えてあげることができるというわけです。
また、スーパーには数字や文字があふれています。
うちの子の場合、家で覚えた数字をスーパーで見つけるや、数字を指差して「さん!」とか「よん!」などと元気よく言っています。
子供にとってはいい予習になっていることでしょう。
このように、スーパーには学びの機会が満ち溢れています。
確かに、子供がスーパーで歩き回ってあっちもこっちも触りまくるというのは、親にとっては余計な時間もかかるし、制止したくなる気持ちはわかります。
ですが、そこをグッとこらえてあげてほしいです。子供にとっては全てが学びの場です。
子供に寄り添って、子供の好奇心を大切にしてあげてほしいと思います。
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