子育て

最低1年!男性育休のススメ!育児できるのは一生のうち数年だけ

最近は男性でも育休をとるようになった。そんな話を誰でも一度は聞いたことがありますよね。
社会保険に加入している人に子供が生まれると、育児休業給付金も受給できるため、仕事を休んでしばらくの間育児に専念することもできます。

 

ただ、やっぱり僕の周りでも話を聞いていると男性が育休をとるのは少数派ですし、たとえ取ったとしても1~2週間程度というケースが多いようです。

 

「これじゃあ旦那が有給とっただけ!」

なんて言っていたのは旦那様が1週間の育休をとったという新米お母さん。
旦那様は日頃の仕事の疲れからか1週間の育休のあいだ家でゴロゴロするばかりでオムツのひとつも替えなかったとか…。

 

奥様は「旦那の面倒も見なきゃいけないからやることが増えただけ!」

 

と、不満たらたらのご様子でした。
これでは一体何のための育休かわかりません。

 

そこであえて僕は言いたい。
育休を取るなら最低1年は休みましょう。

 


 

1年も育休をとっても大丈夫なの?

1年も育休をとって職場を離れると、出世に影響するのでは…。
1年後に会社に戻ったときには自分の居場所はなくなっているのでは…。

 

男性が長期の育休をためらう理由は様々だと思います。
確かに上のような不安はあるでしょうし、会社によっては出世にもろに響くかもしれません。

 

けれども、僕はこう思うのです。

 

仕事はいつでもできるけど、育児は子供が子供のうちしかできない。
自分の人生にとって、子供にとって、育児に参加することはとても意義深いことではないか…と。

 

その間の生活費はどうするのかという不安もあるかもしれません。
そのための育児休業給付金です。

 

育児休業給付金は最初の半年間は賃金の67%、それ以降は50%が支給されます。
この金額が多いか少ないかは家計の状況によると思いますが、よほどギリギリの生活をしていないかぎり何とかなります。

 

いつも給料のなかから高い保険料を支払っているのですから、必要なときには遠慮なく受け取るべきものを受け取っていいと思います。
そのための助け合いの制度なのですから、感謝してありがたく使わせていただきましょう。

 


 

1年間育休をとった僕の場合

1年間たっぷり育休をとってわかったこと。それは本当に沢山ありました。
結論から言えば、男性が長期の育休をとると自身の成長に繋がることは間違いありません。

 

 

家事ができるようになった

育休前の僕は、家事を全くと言っていいほどできませんでした。
とくに結婚前は料理といえば作れるのはサンドイッチくらいのもので、一生料理することはないのではと思っていたほどです。

ですが、育児のために家にいる時間が長くなると家事を一通りできるようになります。
掃除洗濯はもちろん、料理のスキルも驚くほど向上しました。

今では大根の煮物やさば味噌煮、肉じゃが、きんぴらごぼう、炊き込みご飯、エリンギのバター焼き…などなど料理のレパートリーは無数に増え、今では食事の用意を日常的にやるようになっています。

とくに和食は妻からも美味しいと評判で、いろいろリクエストされるされるほど成長しました。

 

 

試行錯誤の連続

たった1年の間に子供はどんどん成長します。
最初はおくるみの中でフニャフニャ言ってるだけだったのに、半年もすれば部屋中を這いずり回るようになり、1歳前には立って歩くようになります。
この変化に合わせて生活リズムや使う道具、部屋のレイアウトなどどんどん変えていかなくてはいけません。

それだけでなく、突然ミルクを飲まなくなったりすることもありました。
粉ミルクの種類を変えてみたり、温度を変えてみたり…いろいろ試しましたね。

結局このときは哺乳瓶の乳首の形が気に入らなかったようで、乳首を幅広のものに変えてあげると元気よく飲んでくれるようになりました。

こんな風に、日々子育てをしていると問題発生と解決の連続です。
間違いなく問題解決力は向上することでしょう。

 

 

リアルタイムに子供の成長を見られる

仕事に毎日行って、クタクタで帰ってきて、帰宅したころには子供はもう寝ている…。
僕も育休をとっていなければこんな感じの生活になっていたと思います。

けれど、育休というありがたすぎる制度を活用することで子供の成長をじかに見ることができるようになります。

子供がはじめて寝返りをした瞬間、はじめてハイハイをした瞬間、はじめて立った瞬間…。
日々できることが増えて、毎日どんどん成長する子供を見られるのは育休をとることの醍醐味です。

 

 

奥さんとの絆が深まった

上にも書いたとおり、子育ては問題発生と解決の連続です。
日々発生する問題に対処するとき、やはり頼りになるのは隣にいる奥さんです。

自分とは違う視点と発想から問題解決にいたることもあれば、自分が奥さんに知恵を貸して問題解決に至ることもあります。
お互いはじめての育児に力を合わせて取り組んでいる実感。そういう実感が夫婦の絆を深めてくれます。

毎日奥さんと一緒にいたら喧嘩が増える!なんて思う方もいるかもしれません。
でも大丈夫です。

真剣に育児に向き合う日々だと、奥さんと協力することはあっても喧嘩している余裕などなくなります。

 

 

仕事に行くのが楽しみになる

育休中でもたまに職場に出て働くことがあります。
正直、育児中に仕事に行くのは息抜きのようなものでした。

子供とずっといる環境だと、ずっと気を張っています。
それは、子供を見守っているときもそうだし、子供に対する言葉もそうです。
とくに子供の自己肯定感の形成に対して言葉が及ぼす影響は大きいので、これには細心の注意を払います。

日々そんな状態ですから、子供から離れて仕事に行くときの解放感…これは病みつきになります。

 

 


 

 

いかがでしたでしょうか。

 

ここまで男性が育児休業をとることの意義を書かせていただきました。
子供が子供のうちにしか体験できない育児という仕事…。

 

こんな貴重な体験しない手はないと思い、僕はどっぷり育児をしてきました。
育児はたしかに大変なことですが、同時にとっても楽しいことです。

 

子供が生まれる方、生まれた方はぜひ育休を最低1年とることを検討してみてください。

 

 

 

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