子育て

1歳児にもできる!はじめてのお手伝いで子供に感謝の心を伝えよう

子供が生まれて育児をはじめてからもうすぐ2年になります。
はじめての子育ては、はじめて親になる僕にとっても新しい体験の連続でした。

 

子供が生まれる前、義母は「子供は親も成長させてくれる」と言っていたのをよく覚えています。
実際、この2年弱の間に僕はずいぶん出来ることが増えたし、考え方も変わりました。

 

やっぱり日々気にかけるのは子供の成長のこと。
日々できることが増えていくので、何かやらせてみたいと思うのが親心というものです。
そこで、僕は日常生活の中で子供にいろいろお手伝いをお願いしています。

 

 


なぜお手伝いをさせるのか?

お手伝いをお願いすることには子供の成長に繋がります。
子供にお手伝いをお願いすると、子供は自分の頭を使って判断して行動するというプロセスを体験することになります。

 

そして、上手くお手伝いができたことによる小さな成功体験を積み重ねることによって自己肯定感も育まれます。
お手伝いしてくれた子供に対してきちんと感謝の言葉を伝えることで、人に感謝ができるようにもなるでしょう。

 

また、お手伝いをお願いすることで子供が「自分は頼りにされているんだ」と実感することもできます。
こうした体験は子供の自信を育むうえでもよい効果をもたらします。

 

このように、お手伝いをしてもらうことは子供にとって良い刺激が沢山あると思うのです。

 

 


1歳児にもできるお手伝い

子供には積極的にお手伝いをお願いしよう!とはいえ、うちの子はまだ1歳9ヶ月。
できることはまだ限られています。

 

ですから、まずは簡単なことからお願いすることにしました。
僕が子供にお願いしているお手伝いは「お掃除」「荷物運び」「洗濯物」です。

 

 

お掃除のお手伝い

まず、小さなバケツにビニール袋を被せて子供のためにゴミ箱をつくりました。

そして「ここにゴミを入れてね」と教えて、部屋の中にゴミが落ちていたら子供を呼んで「これ、ゴミ箱に入れてくれる?」とお願いします。
最初は意味が通じないこともありましたが、「ここにゴミを捨てようね」と言いながら実際にやって見せてあげるとすぐに覚えてくれました。

 

また、子供がこぼした水などで机の上が濡れていたりしたら、あえて自分で拭くのではなく子供にお手伝いをお願いします。

布巾を手渡して、「ここ、ふきふきしてくれる?」とお願いするときれいに拭き取ってくれます。
これも、まずは”ふきふき”が何なのかを知ってもらうために「ふきふき~」と言いながら自分で拭いて見せるとすぐに覚えてくれました。

 

ともかく、1歳児だとまだわからない言葉が多いので最初は実際にやってみせて教えてあげることが大切です。

 

 

荷物運びのお手伝い

僕がもうひとつよくお願いするのは荷物運びのお手伝いです。
とはいえ、1歳児にそれほど大きな荷物は運べないのできちんと運べるものを選んであげることが大事です。

 

僕がよくお願いするのはペットボトルの飲料水です。
ふつう、飲料水はキッチンに置いているかと思いますが、我が家ではあえて玄関のところに置いています。
玄関からキッチンまで、荷物運びのお手伝いをお願いするためです。

 

水が必要になったときに子供を呼んで「お水持ってきてくれる?」とお願いすると、両腕で2リットルのペットボトルを抱えて持ってきてくれます。
1歳児にとっては大きな荷物、本人にとっては大仕事でしょう。

 

ゴミ捨て場までゴミを捨てにいくとき、袋を一つ持ってもらって一緒に捨てにいったりもします。

 

ほかにも、子供と一緒に遊んでいるときもお手伝いをお願いします。
うちの子はプラレールが好きでよく一緒に線路を作るのですが、そのときも「レール持ってきて」とお願いして持ってきてもらったりします。

 

このように、小さなことなら1歳児でもできるお手伝いはたくさんあります。
ぜひ日々の中で子供にできるお手伝いを見つけてあげてください。

 

 

洗濯物のお手伝い

洗濯物のお手伝いをしてもらう…とはいえ1歳児に洗濯機を操作させたり干してもらったりというのは流石に無理があります。
僕がお願いしているのは、洗濯物をたたむときのお手伝いです。

 

正直言って、まともにたたむことはまだ難しいです。
ですが、膝の上に座らせて「ここをこうやって、こうやってたたむんだよ~」と教えてあげると自分でたたみたがります。

 

そうなったらしめたものです。
「じゃあこれお願い」と言って服を1枚渡してチャレンジしてもらいます。
仕上がりはまぁ正直言ってグチャグチャですが、それでもいいんです。

 

きれいにたたんでもらうことが目的ではありません。
お手伝いをしてもらうことによって、自己肯定感や自信を育てるのが目的です。

 

たたんだ洗濯物をクローゼットまで持っていくのも一緒です。
「じゃあこれ仕舞に行こうね」と言って洗濯物を少しだけ子供に持ってもらい、収納場所に置いてもらいます。

 

こうして、一緒にやってもらったあとには、必ず「ありがとう」「助かったよ」と感謝の言葉をかけるようにしましょう。

 

 


お手伝いの後は感謝の言葉をかける

1歳児にお手伝いを頼んでも、できることが小さすぎて正直役に立っているかどうかで見ると微妙なところです。
場合によっては自分でやったほうが早くて、余計な手間もかかるかと思います。

 

けれど、子供は真剣に取り組んでいるわけで、たとえば2リットルのペットボトルなんてのは1歳児にとっては大荷物です。
ですから、お手伝いをしてくれた子供にはきちんと「ありがとう」と感謝の言葉をかけるようにしてください。

 

ここで注意してほしいのは「よくできたね」と褒めるわけではないということです。
褒めるという行為は、まず正解があってそれに対して”よくできた”という意味合いがあり、さらに言えば子供が下で親が上であるという上から目線の言葉でもあるからです。

 

これは大人に置き換えてみるとわかると思いますが、例えばあなたのパートナーや友人が何か力を貸してくれたときに「よくできたね」とは言いませんよね。
対等な関係の相手には「よくできたね」と言うよりも「ありがとう」と感謝するほうが適切なのです。

 

つまり、子供は自分よりも下という上下関係の関係性で見るのではなく、あくまで対等な一人の人間として扱うということです。
「ありがとう」と感謝の言葉をかけるのはそういう意味合いがあります。

 

確かに、褒めて育てるのが良い…というのはよく聞く話です。ですが、それは本当にそうでしょうか?
個人的には疑問に思うことも多々あるため、僕は「感謝して育てる」ということをひとつのテーマとして子育てに取り組んでいます。

 

 

 

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